必要なサービスとは?

8月 1st, 2014 コメントは受け付けていません。

レンタルサーバーを提供する側の都合から考えると、安くサービスを提供するためには原価(イニシャルコスト)と運用費(ランニングコスト)を抑えなければなりません。
実際にはあり得ませんがサーバー(パーツ)の調達費用や通信回線費用・電気料金が全てのレンタルサーバー事業者が同じだと仮定して、他社より安くサービスを提供するにはどうすれば良いでしょうか?
利益を削って薄利多売で勝負するという手もありますが、サービスを削って原価(人件費)を下げるという手もあります。今までレンタルサーバー事業者側が行ってきた設定作業などをユーザー側に任せる、その代わりに利用料を下げるという方法です。
車で例えるとセルフガソリンスタンドでしょうか。「ガソリンくらい自分で入れられるよ」「窓は必要なときに自分で拭くよ」というユーザーにとっては余計なサービスを省いてその分低料金なほうが嬉しいものです。ところが全てのユーザーにセルフガソリンスタンドが受入れられるかというとそうではありません。自分でガソリンが入れられない方もいますし、お金を出してでも窓を拭いてほしい方もいます。
レンタルサーバーの話に戻りましょう。サーバーも機械ですので故障します。24時間365日稼働し続けるサーバーですので基本的には「障害発生→即対応」となりますが、事業者の中には「障害発生→翌営業日対応」と謳っているところもあります。営業時間外の対応を省くことで深夜帯の作業者の人件費を抑えているのですね(さすがに無人にはならないと思いますが)。翌営業日対応でもその分料金が安ければ嬉しいと感じるユーザーもいれば、即対応してくれないと話にならないと思うユーザーもいます。
サービス内容を十分に吟味したうえで料金体系に納得される場合は問題ありませんが、安さにつられて運用に支障がでるようなサービスを選ばないようにしたいですね。

見えないコスト

6月 24th, 2014 コメントは受け付けていません。

見えないコストとは文字通り「料金表には書かれていないコスト」のことです。通常レンタルサーバーを利用する場合、初期費用と月額費用が発生します。初期費用とは物理サーバーを準備するための費用で入会金のようなイメージでしょうか。初回のみ発生する費用でいわゆるイニシャルコストです。月額費用は毎月請求される料金でランニングコストです。実際にサーバーを運用するためには、パーツ代、電気代、回線使用料、メンテナンス費用(人件費)が発生し、それにレンタル会社の利益がプラスされたものが月額利用料となります。パーツ代を月額で均して「初期費用0円!」とする場合もあります。

これでサーバーが運用できるかというとそうではありません。これらの費用はあくまでもハードを運用するための費用です。オフィスで例えるとデスクにパソコンを設置してコンセントを差してインターネットに接続して「さあ、どうぞ!」と渡された状態です。エキスパートであれば必要なソフトウエアをインストールして設定してバリバリ運用開始することができますが、そうでない場合は分からないことが色々と発生します。サーバーを運用していると過負荷によるハングや外部からの攻撃、OSやソフトウエアのバグなど様々なトラブルが発生します。エキスパート管理者がいれば解決できますが、そうでない場合に頼りになるのがレンタル会社のサポートです。レンタル会社のサポートは運用台数も経験も桁違いでノウハウも豊富ですからとても頼りになります。運用のためのノウハウを維持するための経費が「見えないコスト」になります。

ところが最近の激安レンタル会社の中にはそのサポート体制が脆弱なケースが目立ってきました。技術者を揃えるコスト、サポートにかけるコストを削ることで低価格を実現しているというやり方です。「質問しても返事が遅い」「満足のいく回答が得られない」といった話もよく聞きます。自社にもレンタル会社にも技術者がいない場合はサーバーの運用そのものに支障が出てしまいますね。結局のところ、サーバーの運用にはスキルが必要でそのスキルを持った技術者が自社に居る場合はサポート体制が薄くても料金が安いところを選んでも良いが、自社に技術者がいない場合は多少月額利用料が高くなってもサポート体制が手厚いところを選ぶ必要があるということです。

低価格のカラクリ

5月 7th, 2014 コメントは受け付けていません。

最近は回復傾向にありますが、日本では長くデフレの時期が続きました。デフレとは簡単に言うと「モノの値段が下がり、お金の価値が上がる」ということです。レンタルサーバーの業界も当然デフレの波を受けて低料金になりました。またパーツそのものの値段が下がりレンタルサーバー業界への参入の壁が低くなり、結果として「サービスの増加→利用料金の低下(質も低下?)」という流れになりました。

さらに大きな要因としては「クラウドサービスの普及」が挙げられます。顧客別に物理サーバーを準備する必要がないクラウドサービスは利用料金を低く設定できるだけではなく、必要なときに必要なだけ貸し出すことができるため、ユーザー側にとっては無駄なレンタル費用を支払う必要がなくなりました。このため、このクラウドサービスに対抗するためにレンタルサーバーは利用料金を下げさるを得なくなりました。

家電量販店のチラシで「パソコン100円!」「携帯電話1円!」というのを見たことがありませんか?もちろんそのようなコストでパソコンや携帯電話が製造できるわけがありませんし、赤字覚悟で販売しているわけではありません。「※当社指定プロバイダとの契約が必要(2年間)」というようなただし書きが付いています。月額3,000円×24か月=72,000円が本来の値段ですね。

レンタルサーバーの世界にも同じような手法で安く見せている場合があります。「初期費用0円!」や「3ヶ月分利用料無料!」といった具合です。パソコンや携帯電話の販売とは異なり、レンタルサーバーには見えないコストというものがあります。実はこれが重要で、このコストが月額利用料に含まれているかいないかによって結果として安くなるか高くなるか大きく分かれてきます。

では次回はこの見えないコストについて説明して行きましょう。

サーバとPCの価格差はなぜあるのか?(2)

8月 31st, 2013 コメントは受け付けていません。

前回は、全体的なサーバーとPCの違いについて挙げてみました。
今回はもう少し細かく違いを見ていきたいと思います。
CPUに関しては、PC用ではIntel社のCore i3/i5/i7あたりが主流
でしょうか。
現在はシングルコアはなく、デュアルコア、クアッドコアが
普通となっています。
サーバーでもそれらのCPUを使用している機種もありますが、
Core 980XやXeonなど、高速処理に特化したものを使用している
こともありますね。
この辺は用途によりけりですので、要件をしっかり確認して、
相応のものを選択することが必要です。
CPUは構成部品の中でも、コストに影響を与える部分が大きいので、
高性能なものを選べばサーバー販売価格も高くなります。
メモリに関しては、ECCの有無が大まかな違いとなりますが、
つまりはECC付き→サーバー用はコストが高い、に尽きます。
ハードディスクに関しては、SATA(SerialATA)が圧倒的に
主流ですが、用途に応じてSAS(Serial Attached SCSI)も
使用されています。
SATAは大容量のものが比較的安価に入手できますが、信頼性は
SASには劣ります。
静的コンテンツのWebサーバーなどに向いています。
SASは容量についてはSATA程大容量のものがなく、かつ高価に
なりますが、アクセス速度や信頼性においてSATAに優ります。
基幹系、データベースサーバーなどに向いています。
また、ハードディスクそのものではありませんが、冗長性を
考慮してRAIDを構築することもあります。
別途RAIDコントローラーが必要となりますが、最低限
RAID1を使用すれば、物理的障害に対しては冗長性が
担保されます。
RAID5やRAID6にして、さらに冗長性を確保する場合も
ありますが、必要となるハードディスクの数も増えますので、
こちらも要件を明確にしておくことが大切です。

サーバとPCの価格差はなぜあるのか?

4月 23rd, 2013 コメントは受け付けていません。

最近では、個人で使用するようなPCも高性能化し、サーバーとして

使用できる能力を備えているように思われます。

しかしながら、依然としてサーバー用途のコンピュータは販売されて

います。その違いはどこから来るのでしょうか。

CPUやメモリについては、個人用途でもハイスペックのものを選択

した場合は、差異はありません。

グラフィックに関しては、サーバーはもともと高解像度の表示や

3D表示をする必要が少ないので、むしろ高性能PCより劣ります。

サーバーは連続稼働することが前提ですので、各種部品は信頼性の

高いものを使用し、特に電源系統の強化や冷却機能の強化が

図られています。

他、ハードディスクの冗長化、アクセススピードの速いものを

使用するなど、多数のアクセスを前提としている点で個人PCとは

異なります。

メーカーによっては、サーバーのハードウェア自己診断を実施し、

異常があれば通知する仕組みや、ネットワークがつながっていれば

OSが起動しなくてもハードウェアを操作できるような仕組みが

備わっている場合もあります。

メーカーの保守も、24*365が適用できるのが普通です。

OSに関しては、個人用途のOSではなく、サーバー用途のOSを

使用し、信頼性や可用性を向上させています。

バグフィックスやセキュリティ対策など、OSベンダーが情報や

パッチを提供するため、個人用途OSよりも高価でサポート費用が

ほぼ必須となります。

性能的には拮抗するか、場合によってはPCの方が高性能な場合が

ありますが、販売価格に差が出てくるのは当然なのかもしれません。

勿論、自己責任でPCをサーバーとして使用することも可能ですが、

障害対応を考慮すると、安心できる方がよいですね。

用途別にサービスを使い分けよう

12月 20th, 2012 コメントは受け付けていません。

レンタルサーバーを利用する際、用途別にサービスを検討しましょう。

Webサーバーとして運用する、メールサーバーとして運用する等、様々な

用途があると思います。

最近は、クラウドによる仮想環境も手軽に利用できるようになりました。

イベント告知やキャンペーンで、一時的にアクセス増が見込まれるので、

その期間中だけWebサーバーを増強したい、しかし期間が過ぎたら、

そのサーバーは使用しない、といった場合は、クラウドを利用すると お得です。

専用サーバーだと、数日間のためだけに申し込むのは費用もかかりますし、

相応性に劣ります。

クラウドなら、事前に設定した仮想サーバーを必要な時だけ起動すれば

よいので、即応性があり、不要の時は停止しておけば価格を抑えられます。

データベースと連携して動作するシステムで、データベース側の負荷や

バックアップに不安があれば、データベース側だけ専用サーバーとして

Webサーバー側だけクラウドで運用して専用サーバーと接続する、と

いった運用も考えられます。

しかしながら、仮想サーバーでは物理的に別メディアへのデータバック

アップサービスが無い場合もありますし、万が一インフラに障害が

発生すると、一斉にサービスが停止する可能性も皆無ではありません。

勿論、使用者側でデータバックアップを取得する等、自衛手段はあるとは

思いますが、データ容量があまりに大きい場合は難しいかもしれません。

そのような場合は、専用サーバーを利用した方が、柔軟に対応できます。

価格面だけでなく、どのような用途でサーバーを使用し、運用に合わせて

最適なサービスを選択することが重要です。

安価なサーバー運用を考えよう

8月 23rd, 2012 コメントは受け付けていません。

レンタルサーバーを利用する際、気になるのがサポート体制だと思います。
ハードウェアの障害対応はもちろんですが、PCのことには詳しくても、
サーバーの運用はよくわからない、といった場合に、質問や作業代行の
依頼に対して、素早く対応してもらえる業者を選択することが重要です。

業者のサポート体制も重要ですが、選択の際に、サポートの種類も確認して
おきましょう。
いろいろなサービスが提供されていますが、根本的にはマネージドサービスか
セルフマネージドサービスかというところに着目します。

マネージドサービスは、サーバーにおけるすべての対応についてサービスを
受けられるタイプですが、その分費用は高くなります。

セルフマネージドサービスは、ハードウェア障害など、顧客側では対応できない
部分は業者が対応しますが、サーバーの運用に関わる部分は基本的には顧客側で
対応します。
不明点などは質問も可能ですが、作業代行を依頼した場合は、有償になる
場合が多いです。
こちらは、マネージドサービスに比べて費用は安くなりますが、顧客側にも
ある程度の知識が要求されます。

どちらを選択するかは、顧客側が、自分の要件とスキル、予算を精査して
決定する必要があります。
スキルが不足しているのに、価格のみに着目してセルフマネージドを
選択するのは得策ではありませんが、固定費を安価に抑えて、有事の際は
有償のスポットサポートを利用することを念頭に置くなど、ROIを意識
して使い分けることも可能ですね。

サーバーを安価に運用するためには、自分のスキルを客観的に評価し、
障害が発生した時のリスクを考慮しつつ、過剰なサービスを利用せずに
費用を抑えることが重要です。

ウェブ標準でサイトを作ろう

6月 26th, 2012 コメントは受け付けていません。

サーバーの価格を調べるのもよいですが、自分のファイルがどのようなものかを一度見直してみましょう。
実はウェブ標準に沿うことでHTMLファイルサイズは小さくなります。
テーブルレイアウトに仕様していた余計なHTMLソースや装飾タグがなくなり、HTMLファイルのサイズが大きく軽減したりするのです。

こうしてファイルサイズが小さくなればどのような利点が生まれるかというと、サーバーのコスト減と負担が少なくなったり、アクセスの多い時間帯でも素早くページにアクセスできるようになるといったメリットがあります。

HTMLのたかが数KB小さくなったところで、そんなに変わりがあるのかと思うかもしれません。
ですがHTMLファイルを20kb小さくすることで、もし付き100万PVあるサイトであれば、約19GBもの負担を軽減することができるのです。アクセスがもっと多いサイトであれば、1台分のサーバーが不要となることもあるのではないでしょうか。
そしてアクセスしにくい時間帯にアクセスできないといった問題も解消されることと思います。
このようにサーバーへの負荷はできるだけ小さいほうがよいのです。

サーバーの価格も大事なことですが、負荷のことを考えたサイト作りを心掛けてはいかがでしょうか。

業者のホームページを見よう

1月 25th, 2012 コメントは受け付けていません。

サーバーの価格だけにとらわれず、サーバーを選ぶときには運営してる会社の情報やレンタルサーバーの性能、機能といったものをホームページを見て調べてみましょう。
こうしたホームページを見るだけでもある程度の情報が得られるのは普通のことです。
中にはこれらの情報を明確に公開していない業者も存在します。
レンタルサーバーというのは長い期間使っていくものなので、できれば決めた後にやっぱり違うことろにといったようなことはないほうがよいですよね。ですから契約をする前に業者の情報をしっかりとチェックしておきましょう。

まずチェックする内容は業者の会社概要です。小さな文字で運営会社~~と書いてあっただけでは、不安ですよね。
必要な情報がない業者や問い合わせ先のない業者はいくら価格が安くなっていようが論外だと思います。
まずは業者の所在地、代表者名、電話でのサポートは受け付けていなくてもしっかりと電話番号まで書かれているような業者のほうが信用できます。

そしてホームページ内にはよくある質問やQ&Aが掲載されていることも多いのですが、こうしたページをわかりやすく作ってるかも選ぶときのポイントにしたいですね。
そしてそうしたページに書いてあること以外に質問や疑問がある場合、問い合わせのページが用意されていることもあると思いますが、その質問の回答に要する時間もかいてあればなおよいのではないでしょうか。
24時間以内に返信、~日以内に返信とかいてあればトラブルが起こったときに問い合わせをしてもいつその答えが返ってくるか分からないと困ってしまうこともあり得ます。

サーバーの安定性というのも大事ですが、絶対落ちないというサーバーというのはありません。
こうしたサポート面に対する意識の高さも価格だけでなく業者を選ぶポイントとなるのではないでしょうか。

目的別サーバー選び

1月 25th, 2012 コメントは受け付けていません。

サーバーの価格を調べて良いサーバーを探すことも大切ですが、実際に使ってみないとわからない部分もあると思います。
容量や機能面は調べればわかりますが、サービスの良しあしというのは人の感想や説明を聞いてもわからない部分もあります。
自分が使っていて良いとおもっているところでも、他社のほうがよかったという人もいますしやはりそれぞれの目的に合ったサーバーを選ぶことが大切になるのではないでしょうか。

たとえばseo対策にサーバーを使いたいのであれば、IPアドレス分散サーバーを使ってみたりするのもよいですし、seoが別に必要でもないにこうしたサーバーを使っても価格が高くなるだけです。
そしてもし何かトラブルがあったときサーバー会社を変えようと思ったとき、新しいサーバー先に移すのは時間や労力的にも簡単な作業ではないので、サーバーの価格の問題だけでなく色々な方面からみて目的に合ったサーバーを慎重に決めることが大事なことになります。

個人向けに使うサーバーなのか、企業向けに使うサーバーなのかでも価格は大きく違います。
個人で使うためにサーバーを選んだのに、よほど大きな規模でのサイトではない限り企業用のものを選んでしまってはオーバースペックな上に価格も無駄に高くなってしまいます。
確かに企業向けのサーバーなどはスペックも高くサービス内容もよいですが、その分価格も上がるのでよく検討してからサーバーは選ぶようにしましょう。